体内炎症の真犯人! 自己免疫疾患を作る恐怖の物質とは?

化学や医学の分野ではよく動物実験をしますよね。

動物実験をするには、あえてその病気をわざと誘発させてどう改善するかを見るときがあります。

 

マウスで実験するときやラットもそうなのですが、リウマチになるかどうかを調べるときには何かを仕込まないとそういう病気になりません。

 

そんな時によく使われる物質があります。その物質は体内の炎症をすぐに誘発させてしまう物質です。

 

炎症=自己免疫疾患を作る物質とは「LPS」リポ多糖類です。

 

リポ多糖類とは脂質と糖質が合わされたものです。これをわざとラットに与えてリウマチを作ったりしてその改善方法を研究しているのです。

 

LPSは全員が体内に持っています。どこにあるかというと「腸内」です。

全員が持っているLPSですが、では、なぜ問題が起きてしまうのでしょうか?

 

 

腸内にあるLPSがどのようにして体内に入っていき、体内に炎症を作るのでしょうか?

 

それは、リーキーガットに関係しています。

 

健康な人なら、LPSは腸内に留まり、外にでることはないのですが、腸がリーキーガットになっていると腸のタイトジャンクションのゆるみからLPSが体内に入って行きます。

 

もし、リーキーガットかどうかを知りたいなら、血液検査をしてLPSが血中にどれだけ存在するかを数値で見てみるとリーキーガットになっているかどうかがわかります。

 

LPSは腸内にいるときは、体にとってとても良い物質でおとなしくしています。

しかし、腸内から出て血中に漏れ出すとあちこちに炎症をつくり病気を作ります。

 

これが脳に炎症を起こせばアルツハイマーになりますので恐ろしいですよね。皮膚に炎症を起こすとアトピーやその他の皮膚疾患、関節に炎症を起こすと関節リウマチになります。

 

そのためにも腸内環境を整えて腸のタイトジャンクションが緩まないようにしないといけません。

 

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何故リーキーガットになるのでしょうか?

 

小腸の粘膜は、体に必要な栄養素を吸収する役割を持っています。

糖質なら単糖、タンパク質ならアミノ酸、脂質ならモノアシルグリセロールと脂肪酸の形まで小さくなった物だけを吸収しています。

 

しかし、小腸に炎症が起こると、腸のタイトジャンクションがゆるんでしまい、大きい分子のままでも体内に入ってきてしまうようになります。

 

これを、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)といいます。

 

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こうなると、健康な腸なら入ってこないはずの抗原性を持つ物質まで体内に入り込んでしまうので、驚いた体は攻撃をし抗体を作ります。

 

そして、その結果アレルギーや自己免疫性疾患などになってしまいます。様々な食べ物に対する遅延型フードアレルギーなどもそうです。

主なリーキーガットになる原因としては抗生物質の摂りすぎ非ステロイド抗炎症剤の乱用食生活の欧米化といわれています。

 

リーキーガット症候群は肥満ももたらします。腸の膜が傷つくことによって未消化のタンパク質脂肪が体内に取り込まれて、脳の満腹中枢に異常をおこし、満腹感が得られずに食欲が過剰になってしまうからです。

 

また糖質乳製品小麦グルテンもリーキーガット症候群のリスクを著しく高めます。直接糖は摂らないようにしてください。

 

乳製品に含まれるカゼインもリーキーガットによって体内に侵入し、脳内ホルモン物質に変化していくので、精神や依存に影響を及ぼします。うつを併発しやすくなります。

 

とくにリーキーガットと切っても切れないものにカンジダ菌があります。

 

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このカンジダ菌は増殖してしまうとなかなか撃退できません。糖質をエサにしているので糖質が入ってくるとまた増殖し、糖質が
無くなると糖を摂るように命令してくるのです。

 

リーキーガットの改善は真剣に挑まないと簡単に考えているようでは治癒できません。自分がリーキーガットかも知れない…と思ったらすぐに対処するようにしてくださいね。

 

 

 

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