世界で最も怖いといわれる糖尿病の改善法②
さて、糖尿病についてのお話しの続きですが、血糖値が高いという状態がずっと続いて行くとどううなるのでしょうか? 次に体内炎症が起こります。
もし脳に炎症が起きると、脳内のインスリンが糖を運びにくくなり、そうなると脳に栄養源が届かなくなるので、脳が委縮していきます。これがアルツハイマーです。
最近では、糖尿病がアルツハイマーと密接した関係にあることがわかったことで、第Ⅲ型の糖尿病は「アルツハイマー」だと言われるようになりました。
血糖値が高いまま放っておくと、目が失明し足を切断し、しまいにはボケてしまうという末路をたどる可能性が高いのです。
そうなると病院通いはもちろん、自分の家族に経済的負担や精神的負担をかけてしまうことになりますよね。
ですから、ただ単純に血糖値が高いというだけで済ませて欲しくないのです。
では、糖尿病について詳しくみてみましょう。
あなたの食事を振り返ってみると、摂取している食べ物の60%~70%が炭水化物になっていませんでしょうか?
ごはん、パン、パスタ、うどん、お好み焼き、ケーキ、クッキーなどがそうですよね。
このような炭水化物が胃で消化され、腸で吸収されると血液の中でグルコースというブドウ糖に変わります。そうなると血糖値が急に上がります。でも、体は賢いので血糖値を上げないようにコントロールしてくれています。
そのコントロールをしてくれているのが「膵臓」すいぞうです。膵臓は、「インスリン」という血糖値をコントロールするホルモンを出してくれるのです。
インスリンは、血中にある糖をばしっと掴んで肝臓、筋肉、最終的には脂肪細胞に運んでくれます。
しかし、肝臓では糖質を保管できる量は50gくらい筋肉では約300gと言われているので、これ以上の糖質を摂取した場合には脂肪細胞に運ばないといけなくなります。これが太る原因ですね。でも、太るだけでは済まなくなるんです。
どうでしょうか? あなたは、これ以上の糖質を摂っていませんか?
あなたの身体の中では、食べるたびに血糖値が上がり、するとインスリンが血糖値を下げるというのを繰り返していますよ。インスリンにも膵臓にも大変な負担をかけています。
例えば、朝にパンを食べてフルーツも食べるとします。そして、お昼にご飯やパスタやうどん。おやつにケーキやクッキーやおまんじゅう。
夜にはまたご飯や麺を食べたりしますよね。そのあと、お風呂の後に少し物足りなくてまた何かお菓子をつまむ。そしてさらに夜食にカップラーメン!!
こんな生活をしている人がたくさんいると思いますが???
現代では、コンビニやスーパーは夜遅くまで営業しているのでこのような生活が可能なのですよね。
このような生活をしていると、血糖値は極端に上がったり下がったりの「乱高下」という現象が起きます。
乱高下が常に起きていると脂肪細胞もしょっ中インスリンが糖を運んでくるので「もう、うるさい!要らないよ!」と怒りだしてしまうのです。
そして、インスリンが入れないようにドアを閉めてしまうのです。そうなるとインスリンは糖を運べないから、血糖値が高いままの状態になります。
つまりインスリンが働かなくなるのです。
これを「Ⅱ型の糖尿病」と言います。こうなるとただの肥満では済みません。
「Ⅰ型の糖尿病」は、膵臓自身が壊れてしまい、もともとインスリンが出ない状態を言います。インスリンが出ないので、注射を打ってインスリンを自分で入れて血糖値をコントロールするようにします。
ただ、日本人の大半は95%がⅡ型の糖尿病だと言われています。