体内のデトックス! 解毒をしている第二の肝臓とは?
肝臓は、私達が体内に取り入れた添加物などの毒物を解毒してくれる臓器ですが、その肝臓と同じようにデトックスしてくれている他の臓器をご存じですか?
それは「小腸」です。
この事実を花粉症、皮膚炎、下痢、便秘、関節痛、頭痛、うつなどの症状を持っているのにも関わらず知らない人が多いんですよね。
そのような方に時々「小腸をいたわってあげていますか?」と聞くことがあります。
するとほとんどの人は「えっ? 小腸が関係しているんですか? 小腸ってそんなに大事なんですか?」と言われます。
そんな時、私は「今から小腸をいたわる生き方に変えてください。改めてください。」と言わせていただきます。
それだけで症状が改善していく可能性があるからです。
私達の腸はいろいろな役割をしています。栄養の消化と吸収をしたり、悪いものが入って来ないようにバリアを張ったり、免疫の働きも
持っています。
実は腸という臓器は、体内で最大の免疫器官であり腸粘膜にはIgAという免疫の抗体がいたりして外的から守ってくれたりしているのです。
それと同時に腸は解毒器官としての役割も担っています。
解毒と聞けば、「肝臓」というイメージがあると思うのですが、実は腸の中に居る腸内細菌が「多くの毒素を中和する働き」を持っているのです。
私達が食べた食物は胃で消化されて腸に入っていきますが、そこに含まれている色々な毒性のあるものを中和して、体内に問題のないように解毒しています。
だから腸は、第二の肝臓という人もいるのです。
また、腸は第二の脳とも言われています。
腸がきちんと働いていないとデトックスできなくなります。
まして、悪玉菌がたくさん居る腸はデトックス機能が働かなくなるので、悪玉菌を増やさないようにしましょう。
では、小腸をいたわるにはどうすればいいのでしょう?
●適度な運動をする
ウォーキングは腸と骨盤の間にある筋肉を鍛えることもできるので排便力もアップします。また腸はストレスに弱いので、血行が良くなる運動は、ストレス解消にとても役に立ちます。
●良い睡眠を取る
これはすべての臓器にとって必要ですね。
不眠の人は、朝日に当たるようにしてください。
体内時計にスイッチが入ります。
●良質な食事を摂る
たんぱく質、脂質、野菜が基本です。
●リーキーガットになりやすい食品を避ける
特に
・小麦グルテン
・十分に発酵していない大豆、他の豆、みそ、納豆
・ナス、トマト、じゃがいも、パブリカ、
トウガラシ(ナス科の野菜)
・加工食品(特に塩分の多いハム・ベーコンなど)
・ピーナッツ
・乳製品(ヨーグルトも)
それから忘れてはならないのが「糖質の過剰摂取」を辞めることです。
糖質を摂りすぎると、カンジダ菌がウヨウヨ出てきて腸内環境を破壊します。
腸内環境をよくするには炭水化物を減らした原始人食などが理想だと思います。良質な肉(牧草牛、平飼い鶏など)、魚(天然魚)、良質な脂質(バター、ギー、亜麻仁油、アボカドオイル、ラード、ヘンプオイルなど)、良質な野菜(有機、オーガニック)を中心に食べてください。炭水化物は少しだけ頂くと良いでしょう。
補助としてプロバイオティクスなどのサプリメントを摂って善玉菌を増やしたり、腸の改善に一番良いとされるボーンブロスを作って飲むのもいいでしょう。サプリメントは私のSHOPでも品質の良いお勧めのものを紹介しています。
牛、豚、鶏などの骨には髄液なども含めて腸に良い成分がたくさん含まれています。
24時間スロークッカーなどで煮て、濾してから上部の脂を取り除いていただきましょう。
ニューヨークでは、カフェでボーンブロスを飲むのが流行りとなっています。
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