中毒食品は食品業界の儲かる法則に基づいて作られている !
食品業界にとっての「儲かる法則」というのがあります。
食品業界では、その法則をどう応用するのか?ということを常に考えて食品が作られています。
例えば一例ですが「低コストの原材料を使う」とか「製品自体を大きくして(お得感を出す)」などの方法があります。
その中でも人間を一番食品中毒にさせるのが、糖分・脂肪分・塩分が一緒に入っている製品です。
これは、とても人を中毒にさせやすいと言われており、人がそれを食べて中毒になればなるほど企業は儲かるのです。
例えば、ドーナッツなんかがそうですよね。日本でもクリスピークリームは大人気です。
ドーナッツは意外に塩分がたくさん入っていることをご存知でしょうか ?
私は、この色を見ただけで食べる気がしませんが・・・。
それから、アメリカで大ヒットしたある製品があります。
その製品の名を「ランチャブルズ」と言います。
何が入っているかというと、
クッキー
クラッカー
ビザ
ハム
チーズ
ゼリー
などです。これがアメリカで大ヒットしているのです。
アメリカの学校には「給食」というシステムがありません。作ることができないんです。
何故なら、人種や宗教の違う子供たちが1つの学校に通っているので、同じメニューを全員の子供に食べさせるということができないのです。
宗教には色々あります。特定の肉が食べられない子供、ベジタリアンで育っている子供など・・・。
それは、子供の好き嫌いではなく、宗教だから仕方がないのです。それが移民の国アメリカです。
学校には食堂やカフェテリアがあり、子供たちはそこで好きなものを買って食べています。またお弁当持参も認められています。
でも、食堂に並ぶ食品は、質の悪い冷凍食品やファストフードで、その中にはあるチェーン店のハンバーガーショップが学校の中に入っているところもあります。
具体的には、ピザ、ハンバーガー、メキシカンブリトー、スラッピージョー(食パンにひき肉の炒めをはさんだもの)、ミートスパゲッティなどのメニューです 。
信じられますか・・・・・?
また、校内には炭酸飲料などの自動販売機があり、子供達は自由に買って飲めるようになっています。
これもランチャブルズですが、クラッカーにハムとチーズを挟んで食べるようになっています。
アメリカの子供たちは、ランチャブルズ2個、バナナ1本とコーラ1缶がお決まりのランチだそうです。
これと比べると、日本のお母さんは、朝早く起きてお弁当を作ったりされていて優秀ですよね。
給食もメニューが栄養不足だとか、牛乳を廃止してほしいとか色々と問題もありますが、アメリカと比べるとまだまだ良い方だと思います。
このランチャブルズを開発したのは、アメリカのボブ・ドレインという人で、これを世の中に仕掛けて大ヒットさせました。
何を売りにしたかというと、「母親たちの心理にたくみに訴える戦術」でした。
箱のようなランチボックスになっていて「子供へのプレゼント」という感じに見えるようなパッケージになっています。
ターゲットを子供に設定し
「一日中、大人の言うことを聞かなきゃならないよね」
「でも、ランチタイムだけは君のものだ~」
というキャッチフレーズで爆発的にヒットしました。
このランチャブルズを考え出したボブ・ドレインは、ヒットさせたので会社でも昇進し良い待遇になりました。
ところが彼にとって大きな転機があったのです。
ボブ・ドレインの娘モニカ・ドレインも、幼いときからこのランチャブルズを食べて育ちました。
そして、このモニカさんが大きくなって働きだしたときのことです。
ランチタイムに父親が開発したランチャブルズを自慢気に彼女の同僚達にもっていき、「これは私のお父さんが作ったのよ!」と言いました。
そしたら、その時居たボランティアの女性がびっくりして言いました。
「あなたそれ、わかってる? そのハムにどれだけの亜硝酸Naが入ってると思うの?」
それまで全く添加物を知らなかったモニカさんは、初めて製品の裏を見てその添加物の多さに驚いたそうです。
そして「ひどい ! ! 」と言いました。
それから家に帰るとモニカさんは父親に怒って非難しました。でも、娘の非難を父親は聞き入れず、その後も製品の中身は今も変わらず、いまだにアメリカの大手スーパーで売っています。
何故、こんなものが売れるのか理解に苦しみますが・・・・。
このようなマズそうなものが売れるんですね。宣伝とか楽しそうできれいなパッケージに騙されるのでしょうか・・・・。
このような商品は巧みな食品業界の戦略です。 それに騙されないように気をつけないといけませんね。
皆さんの周りにもこれに良く似た戦術で売られている製品はないでしょうか・・・・。