あなたが摂るべき体に良い油とは?
昔は油を摂ると太る、健康面でも悪いとされていましたが、
最近では、それが間違った情報だったということが解かってきました。
本当は、良い油を摂ると痩せることを手伝ってくれたり、
艶々したお肌を作ってくれたり、健康な体を作ることに
とても重要な役割をしています。
今まで、正反対のことを伝えられてきたから驚きですね。
そのため、不足すると健康面でも問題が出てきますし
アンチエイジングに関してもトラブルが出てきますので
油についての正しい知識を持ち、美容と健康に役立てたいものです。
基本は、良い油を良い摂り方で頂くことです。
良い油を習慣的に摂ることで、細胞が元気になり
肌のツヤが良くなります。
油は、細胞膜の形成や、肌や髪を健康に保つ、
脳や神経の機能を保つ、ホルモンの材料になる等の
役割があり、不足すると血管が弱くなったりします。
では、どんな油が体に悪くてどんな油が体に良いのでしょうか?
◆悪い油とは・・・・
① 『酸化した油』
油で揚げてから、時間が経って売られている物は、たくさんありますよね。
ポテトチップス、おそうざいのフライもの。スナック菓子などなど。
それらは、既に油が酸化しており、身体にはいると活性酸素を生みます。
活性酸素とはガンになる原因にもなり、老化を促進するものです。
② 『トランス脂肪酸』
これは本当に恐ろしいです。
プラスティックと同じ原料のため、プラスティックを
食べているのと同じだと言われています。
代表的な食品に「マーガリン」、「ショートニング」があります。
アメリカでは、法律でトランス脂肪酸が含まれているかどうかの
「表示義務」があるのに対して、日本はとても遅れていて
全く表示義務がなく、トランス脂肪酸の恐ろしささえ知らない人がいます。
昔は、バターより植物性のマーガリンが健康的だという
嘘の情報が流され、パンにマーガリンをたくさん塗って
食べてきました。
それが、今ではアメリカではマーガリンやショートニングなどの
トランス脂肪酸が使用禁止とされています。
日本では、表示義務はおろか使用も認められているので
自分で気をつけて避けないといけません。
クッキーやケーキなど、ほとんどのスイーツやパンなどには、
ショートニング、マーガリンが入っています。
これらは、悪玉コレステロール(LDL)や、中性脂肪を大量に作り、
善玉コレステロールを殺してしまいます。
身体を疲れさせ、大事な血管を老化させて、
詰まらせてしまうので、要注意です。
◆では、体に良い油とは・・・・
① 【飽和脂肪酸】
肉類、バター、乳製品、パーム油に含まれるのが、飽和脂肪酸です。
常温では固体であることが多く、酸化しにくいという特徴があります。
しかし、摂り過ぎると悪玉コレステロールが増えたり
動脈硬化や心筋梗塞などになったりします。
飽和脂肪酸の中でも、ココナッツオイルのように
体内での消化吸収・代謝が速く、体に脂肪が付きにくい種類のものもあります。
ココナッツオイルは「中鎖脂肪酸」というものです。
悪玉コレステロールを減少させる働きがあり、ダイエットや健康に役立ちます。
積極的に摂りましょう。
このココナッツオイルはBPAフリーですしオーガニックです。
レビューの多さから見てもわかりますが、色々なアメリカの機関で
認証されているクオリティーの高いココナッツオイルです。
私もこれを使っています。
②【不飽和脂肪酸】
常温では液体なのですが、
光や空気、熱によって酸化しやすい性質があります。
不飽和脂肪酸は以下の3種類に分けられます。
またオメガ3と6は体内で作ることができないので
食品から摂らないといけない「必須脂肪酸」です。
●オメガ3(多価飽和脂肪酸)
「DHA」「EPA」「α‐リノレン酸」などがこれに分類され、
青魚、えごま油、アマニ油、チアシードオイル、インカインチオイル
などがそうです。
中性脂肪やコレステロール値を正常にし、
血流を改善してくれます。
代表的な効果としては、
・心臓疾患を予防する
・脳卒中を予防する
・脳の若さと健康を維持する
・関節痛を緩和する
・美肌を作る
・アレルギー対策になる
などがあります。
月経前症候群(PMS)の緩和や
冠動脈疾患の予防効果が認められています。
現代人は不足しがちな脂肪酸ですので
積極的に摂りたい油です。
これらは、酸化しやすいので、
加熱しないようにして生で頂いて下さい。
そして、購入後3ヶ月以内に使い切ってください。
●オメガ6(多価飽和脂肪酸)
オメガ6の代表的な脂肪酸は「リノール酸」です。
コーン油、サラダ油、ゴマ油などに含まれ、
オメガ3と6の摂取比率は1:4が推奨されています。
この油が現代人は過剰摂取で、その結果
様々な病気を作ると考えられています。
●オメガ9(一価飽和脂肪酸)
オメガ3、6が酸化しやすいのに対し、オメガ9はそれらに比べ
酸化しにくい特徴があります。
そのため、加熱調理に向いています。
代表的な油としては、オレイン酸で、オリーブオイル、
キャノーラ油(なたね油)、紅花油などに含まれます。
これらは、悪玉コレステロールを減らすと言われています。
お勧めは、オリーブオイルです。(偽物に注意)
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あと、オメガ3脂肪酸というと青魚ばかりが注目されていますが、
実は肉にもオメガ3を含むお肉があります。
それは、グラスフェッド牛(牧草だけで育った牛)です。
牧草はオメガ3を含んでいますので、それを食べて育った牛の脂は
オメガ3の脂なのです。
ですから、脂も積極的に食べると健康に良いです。
牧草だけを食べて育った牛は、のびのびとした放牧ですし
病気にならないので、抗生剤も打たれていません。
ホルモン剤も打たれていないのでとても安全なお肉なのです。
また、食べるのは牧草だけなので、穀物などを摂取しないため
遺伝子組み換えの心配もありません。
十分に運動もしているからか、味は最高です。
霜降り肉のように脂分は多くはありませんが、
あっさりとした味の旨みのあるお肉です。
美味しいです。
アメリカでは、普通の肉より少し高価ですが
日本では、まだまだ簡単に手に入らないですし、
とても高価です。
でも健康志向で欲しい人は、ウエブサイトから買うことができます。
また、グラスフェッド牛から作るバターは格別に美味しいですし
こちらもオメガ3を摂ることができます。
この世で最高だと言われている油「ギーGhee」もこのバターから
手作りされるといいですよ。
グラスフェッド牛が買えるサイトはこちら
グラスフェッド牛のカレー
グラスフェッド牛バター
奮発して身体に良いお肉を食べて、その分お菓子やパンを減らしましょう。