穀物は「非」必須栄養素で必要ない !

私達日本人は、「米」を主食として食べると教えられてきました。そして、その後日本人の食は欧米化が進み、どんどん多国籍の料理を食べるようになり、今やその種類の多さと美味しさは世界一ではないでしょうか ?

私は、たくさんの国のレストランがある移民の国アメリカに住んでいますが、どこの国のレストランに行っても、味は日本のシェフには叶わないなといつも思います。

 

そのような中でも「穀物」は、どんなものを食べているでしょうか ? 米、小麦、とうもろこしなどを食べていると思います。

 

でも、実は穀物というものは、欲しかったら食べて頂いていいですが、健康のために摂る必要性のないものだということをご存知ですか ?

 

よく5大栄養素と言いますが、それは

「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ミネラル」「ビタミン」です。

●炭水化物   体のエネルギーにする(糖質をつかう)

●たんぱく質  筋肉や体そのものを作る(コラーゲンなど)

●脂質     体のエネルギーにする(細胞膜組織を作る)

●ミネラル        体の機能を調整する

●ビタミン   体の機能を調整する

 

この「5大栄養素をバランス良く摂りましょう」というのが現代の栄養学です。

だから、「穀物を摂る必要はないですよ!」というと、「何でですか? 炭水化物は必要でしょ!」とよく言われてしまいます。

「玄米にはビタミン、ミネラルが入っているので良いのですよ!」とも言われますが、実は、穀物を摂らなくても、全ての栄養素は他のもので賄うことができるんですね。

 

例えば、重要だと言われているビタミンB群に関しても、肉、魚を食べていればほとんど摂れますし、ビタミンAにしても動物性たんぱく質緑黄色野菜からも摂れます。(緑黄色野菜のカロチノイドはビタミンAに変換してくれます)

 

また、ビタミンDに関しても肉、魚、きのこを摂ったり、太陽を浴びることで摂れます。ビタミンEにしても青魚から摂れますね。

 

このように人間の体に必要なものは、特別に穀物を摂らなくても他のものできっちり栄養素が摂れて、私達の健康を維持することはできるんです。

 

 

穀物を摂るなと言っているわけではなく、にんじんやカボチャやでんぷん質の系のものにも炭水化物は含まれていますので、どうせなら野菜から炭水化物を摂った方が健康的ではないでしょうか ? と言いたいのです。

アメリカ人の中にはじゃがいもやとうもろこしを主食としてる人も多いです。

 

その理由のひとつとしては、精製された炭水化物は血糖値を急激に上げますので、良くないということもあります。

にんじん、かぼちゃ、芋でしたら食物繊維が血糖値が上がるのをゆるやかにしてくれます。

 

私達日本人は、ずっと長い間お米を食べてきましたので、今更穀物は必要ないと言ってもなかなか受け入れられないのかもしれません。

 

しかし、よくよく考えてみると日本の料理は健康的に見えるのですが、醤油をベースとするもが多く、煮物などで意外にお砂糖やみりんなどの糖質をよく使うんですね。一般的に味付けが甘いんです。

 

ということは穀物を十分に食べていると、どうしても糖質の摂りすぎになるんです。

そのうえ、スイーツやジュースを摂ったらどうなるでしょうか ?

ちょっと怖いですよね。

 

 

その反面、地中海料理などは穀物を食べるとしても、海鮮を豊富に使ってオリーブオイル(安価で良い品質なのでおすすめ)などの良質な脂質をしっかり摂っています。

またアメリカでもそうですが、基本ステーキなどの肉を種に食べますので味付けは塩、コショウなんですね。

意外かもしれませんが照り焼きソースなどの甘いソースはあまり使いません。

 

 

何が言いたいかというと、「健康のために米や小麦を積極的に食べる必要は全くありません」ということなんです。

というか穀物を摂ると「害」になることの方が多いので、糖質制限に少しづつ慣れて行きましょう。

そうすれば、体が楽になって健康体になるのが実感できますよ。

 

 

それから、お肉や卵は感謝してしっかり頂きましょう。

 

 

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