大豆が関節痛を起こす危険性
何故、大豆を食べたら関節痛を起こすのか?
この話は、全員に当てはまるわけではないんです。
しかし、リウマチをお持ちの方は、大豆を控えた方がいいと思います。
この間、マクロビやローフードを食べている人にお会いしたのですが、
「基本的に、動物性のものは食べたら危ないですよね」
「だから私たちは、たんぱく質を植物性の大豆や豆から摂っています」
と自信満々に話されていました。
一般的には、豆類が体にいい、大豆は健康食品と言われていますよね?
なので、牛乳は体に悪いから豆乳を飲んでいる人がたくさんいます。
「豆乳は植物性だから安全」だと勘違いされているようです。
アメリカでも一時豆乳がもの凄く流行った時がありました。
でも、豆乳ってものすごい量の大豆が凝縮されている飲み物だと知っていますか?
それをたくさん飲んでしまうと過剰な大豆を体に入れてしまうことになりますよね。
そこに大きな問題が潜んでいるんです。
大豆には「レクチン」というたんぱく質が含まれています。
このたんぱく質が体に悪さをする可能性があります。
もし、あなたが「レクチン」に対する「抗体」を持っていた場合、大豆が体内に入ってきた途端、体内炎症を起こしてしまいます。(食物過敏アレルギー)
それ以外にも、レクチンは小腸の代謝を阻害したり(小腸が働かなくなる)関節に損傷を与えることもあるのです。
これは、全員が全員ではありません。
「レクチン」に抗体を持っている人だけです。
でも、日本人は、多くの人が大豆に対する抗体を持っているので自覚症状のない大豆アレルギー患者が、潜在的に多数いるのではないかと想像されます。
人によっては大豆の食物アレルギーを持っている人がいます。
日本は醤油やお味噌や納豆など大豆食品を食べる国民です。
「大豆は健康食だから、たくさん食べよう! 」と思い込んでいる人がほとんどです。
これを鵜呑みにすると危険ですよ。
レクチンに敏感な人は、大豆製品を食べると体内炎症が起きて腸内環境が乱れ、うつになりやすく、頭痛や肌荒れなどが起きやすいです。
ただし、発酵食品である醤油、みそ、納豆は比較的大丈夫のようです。
発酵中にアレルゲンが分解されるようです。でも、不思議なことに豆乳ヨーグルトは発酵が足りないのか問題が起きることが多いです。
こういうことから、レクチンに過敏な人は極力大豆製品を控えた方がいいと思います。
特に関節リウマチの人は、レクチン過敏症を持っている人が多いです。
自己免疫疾患を持っている人は、まず大豆を控えてみて、体調が回復するかどうかのテストをしてみてください。(IgGテスト)
人間の体は、同じ食品を過剰に摂取すると食物過敏アレルギーを作りやすいです。
豆乳や豆乳ヨーグルトをたくさん食べている人は抗体を作ってしまっている可能性が高いので要注意です。
実は、私がそうでした。
更年期でエストロゲンが少なくなるので、その代わりに豆乳ヨーグルトをせっせと作って大量に食べていました。
それでどうなったのかと言いますと、子宮内膜増殖症になってしまいました。
まさか健康食品である大豆、発酵食品である豆乳ヨーグルトが原因などとはこれっぽっちも思っていませんでした。
大豆が原因だと自然療法医によって知らされた私は、大豆製品を一切やめたんです。
すると、内膜も改善し、それ以外の体の不調も無くなりました。
「これが体にいいから」と毎日そればかり大量に食べている人は少し立ち止まって考えてくださいね。
他にレクチンを含んでいる食品は、ナス科の野菜です。
トマト
ピーマン(パプリカも)
ナス
ジャガイモ
とうがらし
などもあまり食べない方が良いと思います。