お酒を飲んだあとなぜラーメンなどの炭水化物が欲しくなるのか?
お酒を飲んだ後、「〆にはラーメン!」とか言ってラーメンを食べに行ったりしませんか?
「お酒を飲んだ後ってやけに炭水化物が欲しくなる」
という話はよく聞く話ですよね。実はこれには理由があるんです。
その理由のひとつはアルコールです。
アルコールを過剰に摂取していると、肝臓はアルコールの分解を優先させます。
何故かというと体内にある毒性アセトアルデヒドが貯まると都合が悪いので、常にアルコールの分解を優先させて働いてくれるのです。
アセトアルデヒドは、血液中のアルコールが肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)によって分解された有害物質です。
肝臓には体内糖質を作り出す働きがあるのですがアルコールを飲んでいるときは、糖を作る作業が後回しになります。
というわけで、アルコールを飲んでいる時は糖が足りない状態になることもあるのです。
もちろん、たくさん糖質を食べていたら足りなくなることはないのですが・・・。
ただ飲みすぎたりしていると、低血糖が起きる可能性もあります。
それが起きていると酔った勢いも手伝って、糖質への欲求が高まります。
そういうことで「〆にラーメン、〆にお茶づけ」ということになるのです。
もうひとつ考えられるのがセロトニン不足です。
これは精神の安定や幸せを感じられるホルモンとして有名ですが、消化器系に働きかけて食欲をコントロールする作用も持っています。
一般的に、お酒をたくさん飲むとセロトニンの量が減ることがわかっています。
セロトニンはトリプトファンというアミノ酸をもとに作られるんですが、このときにブドウ糖が必要なので、自然と炭水化物が欲しくなるというわけです。
炭水化物の欲求は、中毒化している場合なかなか断つのが難しいです。
糖質は精製されたものでなければ、食べても害になることはないです。
というよりも糖質も必要な栄養素です。
◆白米よりジャガイモやさつまいもやカボチャ
◆スイーツよりも果物
を食べることをおすすめします。
またセロトニンを増やすことは、うつ症状や自律神経の乱れにもとても有効です。
そんな時は、薬よりもサプリメントの方が安全だと思います。
お勧めは
です。
くれぐれも白米、白パン、パスタ、うどんな精製炭水化物にはご注意ください。
脳への刺激が強く血糖値を急激に上げますので・・。